今週に入って厳しい寒さがまた一段階強まったように感じます。
ここ数年当たり前のようになっていた暖冬から、今年は久しぶりの「冬らしい冬」のようです。
白石学習院イオでは現在、中学3年生の冬期講座の真っ最中。
3年生はほぼ受験校の選択も終え、あとは各自の目標に向かってひたすらまっすぐに進んでいく時期です。
イオは通常中学校での学習内容・進度に沿った授業を展開していくのですが、
3年生に関してはこの冬期講座から完全に入試対策にシフトしていきます。
ご存じの方も多いと思うのですが、広島県の公立高校入試(選抜Ⅱ)は出題内容や傾向が非常に特徴的です。
(年明けからはこの辺りについてもこのブログで詳しく述べていこうと思っています)
それらの問題に対応するためにはやはりそれに即した対策が必要です。
例年この冬期講座からその対策を始めていくのですが、序盤は見慣れない出題形式や内容に戸惑う生徒が多くいます。それでも徐々に「解き方」「考え方」「解答の作り方」がつかめてくると、止まることが多かった生徒の手も動くようになってきます。
今年もこの時期、ここまでは想定通り。
選抜Ⅱ当日は3月7日・8日ですから、そこから逆算してより精度を高めていきます。
ただ年が明けると高校への出願手続きを経て選抜Ⅰ、私立推薦入試、私立一般入試と続いていきます。何だかせわしない気分になって時間ばかりが過ぎていく、程度の差こそあれ、その生徒もそんな感覚になるもの。それも加味するとあまり時間は残されていません。
授業の合間に見せる生徒の表情はいつも通り明るく穏やかですが、
それでもふと不安や焦りを垣間見せるときもあります。
そして、ここからその不安や焦りは日を追うごとにつのってきます。
受かりたい、というよりも落ちたくない、というのが生徒の本音かもしれません。
これまでの経験上、周囲がどれだけ励ましても、その不安や焦りは消えません。
入試がすべて終わるまで、その不安はゼロにはならないと思います。
けれどもし、それを小さくすることができるものがあるとしたらそれは、
「これだけのことをやったんだ」という自信しかないんだと思うのです。
自分を奮い立たせて、これまで毎日イオに通った生徒たちなら、その苦しい時期もきっと乗り越えられると信じています。
さて、2021年の授業はひとまず本日まで。新年1月4日から再開します。
今を懸命に頑張る受験生にとって、2022年が素晴らしい年になりますよう。
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